ゴミのその先を見に行こう!〜資源循環のしくみを学ぶ〜|(一財)静岡市環境公社【静岡市沼上資源循環学習プラザ】

地球環境の現状と循環について

「今、地球がどういう状況か、皆さん知っていますか?」こんな問いかけから、環境啓発顧問であり農学博士の重岡先生の講座が始まりました。
昨今の異常気象などからも考えられるように、地球は単純な環境問題や気候変動などというレベルを超えてしまっている段階で、それを食い止めるため、「Circular Economy」循環型社会の必要性を学びました。
学校で環境問題のことを学び、興味を持ちました

「学校で環境問題のことを学び、もっと知りたいと思い参加しました!」
グループで参加している高校生もいたので、重岡先生の言葉を受けてグループで相談している姿も見られました。
座学のあとは「しずもーる」の展示コーナーを見学しながら、生ゴミを竹粉で堆肥にする循環について、さらに詳しくお話しを伺いました。
これはゴミ減量と放置竹林対策にもなり、2つの環境問題に対応する仕組みですね。
自然界の中に、イノベーションのヒントがある!

重岡先生のお話しはイノベーション創出についても続きます。
例えば、ハスの葉の上に落ちた水滴がコロコロ転がる様子を見て、「面白い」で終わるのではなく「なぜ?」と考えてほしい。
その「なぜ?」がイノベーションに繋がり、くっつきにくいヨーグルトの蓋が生まれたように、実は自然界の中にイノベーションのヒントはたくさんあるのです…と。
最後に「身近な自然環境に目を向けてほしい。無関心ではなく興味を持って見てほしい」と締めくくられました。
2025年実施
Reported by Misako Kameyama