この夏、あなたは認知症サポーターになる!|静岡市地域包括ケア推進課・かけこまち七間町

静岡市が運営する認知症ケア推進センター「かけこまち七間町」を訪問

静岡市地域包括ケア推進課が運営する認知症ケア推進センター「かけこまち七間町」を訪問し、
保健師さんや社会福祉士の方に、認知症についてお話しを伺いました。

認知症にはさまざまなタイプがあり、高齢者だけではなく30〜40代で発症してしまう若年性認知症については、実際に罹患した方の動画を見たり、徘徊してしまうおばあちゃんのドキュメンタリーを見たり、お話しだけでなく実際の映像を見ることで、わかりやすく学ぶことができました。

おばあちゃんが認知症です・・・

この講座を選んだ理由に「おばあちゃんが認知症で、施設に入居してます」という参加者もいました。
おばあちゃんのことをもっと理解したい、認知症のことを学び力になりたい…と話す笑顔がとっても優しく感じました。

「かけこまち七間町」は、認知症や高齢者の困りごとを相談できる施設です。
罹患してしまったご本人の悩み、介護するご家族の悩み、認知症予防のための体操やお喋りの場所として、
市民の皆さんに気軽に利用していただきたいとのこと。
今回参加した高校生も、「家に帰って家族に紹介します!」と、さらに明るい笑顔になりました。

「できない」には意味がある。VR体験で実感

講座の最後は、VR体験です!
「認知症になると実はこんな風に見えているんだよ」という映像に、「え!待って!」「怖い!」と声を出す高校生たち。

認知症患者さんの中には視空間失認という症状が出るかたもいらっしゃり、車から降りるという簡単な動作が、
ビルの屋上から飛び降りるような感覚になるそうです。
だから怖くて車から降りられなくても、周りの方にはそれがわからず「早く降りてよ!」と、つい声を荒げてしまう場面もあるとのこと。
動作が遅いこと、できないことにも、実は理由があるんだ…ということを実際に体験して、実感しました。
高齢者や認知症への理解、それを支える福祉の仕事への理解が深まった2時間でした。

2025年実施
Reported by Misako Kameyama