男女共同参画、性の多様性について、静岡市での取り組みを学ぼう!|静岡市男女共同参画・人権政策課

自分目線で男女共同参画を考えてみよう。

静岡市の男女共同参画・人権政策課の男女共同参画に関する取り組みや、LGBTQフレンドリー推進事業について実際のエピソード紹介を通して、誰もが安心して暮らせる社会とは何かを一緒に探りました。
前半は男女共同参画について、後半はLGBTQフレンドリー事業についてのお話しがありました。
まずは、さまざまな分野で男女の地位が平等になっているのか“あなたの気持ちに近いもの”を参加した高校生目線で回答し、自分の考えを整理することから始まります。
家庭生活の場、学校教育の場、政治の場、経済の場、さまざまな環境での静岡市市民意識調査の結果から現状を読み解いていきます。平成30年度、令和3年度の調査結果ではこれまで当たり前だと思われていた性別役割分担意識が「男女共同参画」の視点が入ってきた事により徐々に変わり始めたことがわかります。
自分の希望するライフスタイルと自分の現状のライフスタイルでは、市民意識調査を比べると理想と現実が異なっているのが見えてきました。
知らないことで誰かを傷つけることにもなる

セクシュアリティとは誰もが持つ性のあり方を指します。誰もが必ず持っている血液型のようなもので、自分が自分であるための大切な人格の一部です。これは、他者から強制させられたり、奪われたりするものではありません。また、他者のセクシュアリティを決めつけることもできません。
セクシュアリティは①身体的な性②性自認③性的指向④性表現から構成され、その組み合わせはさまざまです。
性的マイノリティの割合は8〜10%と言われていますが、公表にはリスクを伴う可能性もあるため、周りにいても自分たちには見えないのが現実です。
「知る」ということ、「学ぶ」ということは、自分のためでもありますが、身近な誰かのため、さらにはこれから出会う誰かを傷つけることを減らせるかもしれません。
普通とされていること、当たり前とされていることを疑う

「どうして差別やいじめがあるのか?」
それは、社会で普通のこと、当たり前のことを疑うことが少ないからではないかと思います。まずは、日常の場面でも自分の中の無意識の偏見・思い込みに気づくことが大切です。自分なりの考えを持つのは決して悪いことではないのですが、自分とは異なる考えの人もいるということは前提に置くように意識をすることが大切です。
また、マイノリティの立場に置かれる人を生きにくくさせているのは、マジョリティ仕様の考え方や社会の仕組みがあるからです。だからこそ、何気ない日常の場面や会話、自分が発信する言葉からも意識していきたいものですね。
2025年実施