「金属を蘇らせる技術とそれを支える人の想いを探る旅」|村田ボーリング技研株式会社 |

機械の部品を蘇らせる溶射の技術

村田ボーリング技研は、新しい製品を作る工場ではなく、機械の部品を修復する企業です。
機械の部品は経年劣化ですり減ってしまいますが、溶射という技術で元通りに復元する職人技を持っています。
新しい機械を購入するよりも、部品を修復することができれば、安く早く元の作業に戻ることができます。

今回参加した高校生は
「小さな頃から金属加工に興味があり、今回迷わずこの体験を選びました」
「溶射という技術がどんなものか知りたくて、参加しました」
と語ってくれました。

現場見学にワクワク!

「こういう現場、ワクワクします!」と、興奮しながら見学する高校生たち。
0.0001mmという世界で仕事をする職人技を目の前に、一緒に息を止めるように見入っています。
「これはどんな部品なんですか?」「どんな修理をしたんですか?」質問もたくさん飛び出します。

そしてもう一つ気付いたことが、現場の整理整頓が行き届いていることです。
様々な道具が、誰の目にもわかるように配置されている様子を眺めて
「どこに何があるかわかりやすいし、安全を考えているんですよね」と、感心していました。
細かなところにも気がついて、しっかり見学させていただきました。

ものづくりの魅力

見学から戻ると、若手社員の方が合流し、仕事についてお話しを伺いました。
今まさに職人技を受け継ごうと切磋琢磨している社員さんに、
「金属加工という仕事で、難しいことはなんですか?」と質問を投げかけると、
「自分も何もわからない状態で入社したけれど、先輩達から教えてもらい成長できている。
仕事にも難易度があり、経験と知識が必要だと感じているが、出来なかったことが出来る日が来るし、
成長のフェーズで求められることも違って来る。学んだことを活かさなければ意味がないとも思っている。
常に考えながら仕事をすることが大事だと思う」というとてもポジティブな回答をいただきました。

・製造業は辛いというイメージがあったが、それが変わりました。
・ネットで見る以上のことを実際に見て感じることができ、本当にワクワクしました。
終了後も帰るのが惜しいという風で、社員さん達と会話をする参加者の皆さん。

『村田ボーリング技研に関わる全ての人を幸せにする』という経営理念を、肌で感じた体験でした。