未来の自治会を考える!担い手不足・高齢化問題を抱える自治会を高校生目線で解決しちゃおう!|静岡市葵区地域総務課

「自治会」とは?それって必要なものなの?

普段何気なく暮らしている私達の生活は、行政の仕組みの中で秩序が保たれています。
広いエリアでは情報伝達が送れたり、まとまりがつかなくなってしまうことから、小さなエリアに分けて運営しているのが「自治会」です。
自治会では、ごみ捨て場の管理や災害時の避難所運営など大切な役割がありますが、役員の担い手不足や、自治会加入者の減少など課題もあります。
葵区地域総務課の菅野さんより、静岡市の自治会について、そして課題についてお話を伺い、まずはインプットの時間です。
「自治会っていうとわかりにくいかもしれないけど、学校だったら生徒会だと思ってほしい」
の一言で高校生の顔が「なるほど!」と変わりました。
自治会が抱える課題について考えてみよう

インプットのあとは、『自治会が抱える課題を解決するためには?』というテーマでグループワークです。
それぞれのグループに区役所の職員さんが入り、質問をしながら進めます。
「自治会に加入しない人には理由があるのかな?加入しないデメリットってあるんですか?」
「加入を促すのに、区役所ではどんな対策をしているんですか?」
「このパンフレットは文字ばかりで読む気がしないから、もっと読みたくなるものを作ったらいいんじゃないかな」
素直に感じた疑問を言葉にすることが、とても大事だと感じるワークショップでした。
高校生発案の自治会紹介パンフレットができたら素敵ですね!
区役所の仕事を知る

静岡市は「政令指定都市」なので、市の中に区があります。
政令指定都市とは、人口50万人以上の市が指定され、県を通さず国と直接仕事ができる特例があるため、効率良くものごとが進んだりと、市民にとってもメリットがあるとされています。
横浜市や名古屋市、県内では浜松市も政令指定都市で、現在20市が指定されています。
静岡市は葵区・駿河区・清水区と3つの区がありますが、区役所の仕事は私たち市民にとって最も身近な業務が遂行されています。
住民登録では、住民票の発行や引っ越しの際の住所変更、婚姻届や出生届という人生の節目でもお世話になります。
そして葵区地域総務課は自治会や自主防災、地域活性化のためのイベントなどを担っています。
「区役所という存在を今まで意識していなかったので、初めて知ることばかりでした」
「たくさんの方が働いていて、驚きました」
普段は入れない執務室なども見学させていただき、区役所の仕事について理解を深めることができました。
2025年実施
Reported by Misako Kameyama