マグロの尾の身の商品開発について考える実践型ワークショップ!|フジ物産株式会社

マグロの尾の身って何?

清水区の総合商社フジ物産で開催された体験は、私たちが大好きな「マグロ」について。
フジ物産では、遠洋マグロ漁船のサポートをする仕事を通じ、廃棄されるはずのマグロの部位の活用について取り組んでいます。
その一つに、マグロの尾の身があります。市場に並んだマグロをテレビ等で見た時に、尻尾付近の身が切られて並んでいるのを見たことがありますか?
マグロの肉質を見るために切ってあるのですが、その切り取られた部分は廃棄されてしまうのだそうです。
しかし魚は泳ぐ時に尻尾を動かすため、尾の身は筋肉質でとても美味しいのだそう。
そこでフジ物産では、マグロの尾の身を捨てるのではなく美味しく有効活用できないかと商品開発に奮闘しています!
商品開発ワークショップで、コミュニケーション力アップ!

マグロの尾の身について説明を聞いた後、グループに分かれてワークショップを実施しました。
テーマは「マグロの尾の身を使った新商品を開発しよう!」
学校も学年も違う「はじめまして」の高校生たちが、学校の垣根を越えて意見を出すごとに打ち解けて、
あちこちから笑いが聞こえて来る様子は、とっても楽しそうでした。
「マグロを使ったパフェとかどお?」「新しい!いいんじゃない!」「私が絵を描くよ!」自然と役割分担も生まれ、どのグループも斬新なアイデアを発表していました。
あなたが考える「価値」とはなんですか?

フジ物産の山崎さんから、商品開発における会社の方針や社員の考え方についてもお話しを伺いました。
「あなたが考える価値とは何ですか?」
価値とは常に変化しうるものであり、皆さん自身の年齢や立場、相手や状況によっても変わるものです。相手のことを想像し相手の未来にとってためになるものを提供すること、相手への興味関心が価値を生むスタート地点なのです。
それは「利他」の精神であり、商品開発も常に利他を意識していると語ってくれました。
探究の課題も、誰かを想う気持ち、誰かを助けたいと想う気持ちから生まれるのかもしれませんね。
2025年実施
Reported by Misako Kamayama